苦悩と平和

夫が出張へ行ってまる2週間たった。

 

その間もフラッシュバックのように

喧嘩してた時のモヤモヤした気持ちが

蘇ってきたり

怒りが湧いてきたり。。。

 

でも、いい本を読んだんです。

 

「夫婦・カップルのためのアサーション

 

そこで自己表現について

とても考えさせられた。

 

私は怒りに任せて夫に強く

言ってしまうところがあるけど

 

果たして怒りの根源はどこにあるのか。

 

 

最近、人と話して思ったことは

意外と家庭のために我慢してることが多いということ。

 

前に、引越しの際夫に

そろそろこどもと寝室を分けようかと

持ちかけられて

私が断ったことを言われたことがあるんだけど

 

それも、本当は私だって夫と2人の

寝室にしたかった。

 

でも、こどもが引っ越してすぐ

しかも進学してすぐ寝室を分けるのは

メンタル的に良くないと思って反対したのだ。

 

子どものために、自分の気持ちを犠牲にした。

 

一軒家を買った時も、私は犬を飼いたかった。

それも結局、夫がアレルギーだから

諦めたのだ。

 

自分が決めたことだからと

気にしないできたけど

そんな小さな我慢が積み重なって

いつしか夫に対して

「私はこんなにしているのに

どうしてもっと尊重してくれないんだ」

という怒りに変わっていったのかもしれない。

 

 

もうこども達も大きくなってきたし

これからはもう少し自分優先で生きようと思ったのだった。

 

 

それからその本には何度も

冷静に話し合うことについて書いてあった。

 

私は、最初の一手で相手から反応がないと

キレるというパターンが多いので

これもとても勉強になった。

 

 

今、夫が海外出張に行っていて

スラックでやりとりをすることがあるのだが

 

こども達と私とのやりとりにギャップがあるのが

とてもモヤモヤしていた。

 

なんというか、私が投げかけた話題はスルーして、

こども達とだけ楽しく会話をする

という感じなのだ。

 

1番悲しいのは、私が「おやすみ」と

送ったのに対して、何も返してこないことだった。

 

この時の私の心情は

「やっぱり私より子ども達を愛してるんだ」

「家でワンオペしてる私に対して

 なんの敬意もないのだろうか」

と、負の感情がどんどん膨れ上がっていって

夫がそこにいないにも関わらず

すでに怒りに支配されそうになっているのである。

 

 

でも例の本を読んで

ここで我慢をすると良くないと思い

冷静に自分の気持ちを伝えてみよう

と思った。

 

幸いなことに、面と向かってではなく

チャットだから、冷静に伝えることは

そんなに難しいことではなかった。

 

最初に送った時、夫の反応はやはり苦いもので

仕事でヘロヘロなのに追い打ちをかけてくるな、と

キレ気味だった。

いつもの私なら、ここで「もういい!」

とキレ返して終わらせていただろう。

 

でも今回は諦めなかったし

ここまで説明して嫌われるようなら

そこまでだ、という

ある種覚悟のような気持ちも湧いていた。

 

 

とにかく、おやすみに対しては

おやすみ と返してほしい。

それだけで安心するから。

文章や写真を送ったら、スタンプ一つでいいから

反応してほしい。

 

と、できるだけ相手がわかりやすいように

伝え続けた。

 

ここまで書いていて

やはり夫にとって「普通」の

コミュニケーションって難しいんだな

と少し笑えてしまった。

まるで思春期の中学生か

あるいは古のおじいちゃんに

説明してるようではないか。

 

そうゆうところも

きっとASDなんだろうな。

 

でもここまで根気良く話して

自分の想いも伝えられてスッキリしたし

逆に、夫側の

「出張でかなり疲れている

 わかってほしい」

という気持ちも知ることができた。

 

結果として

その後夫からまた反応がなくても

あまり気にならなくなったのだ。

 

今では夫は

おやすみにおやすみで返してくれるし

スタンプも送ってくれるようになった。

きっと最初に私がキレて

諦めていたら、何も改善されなかったし

私の中のモヤモヤが

また大きな怒りへと変換されていったに違いない。

 

これはちょっとした最近の

成功体験だ。